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住宅ローンの借り換えについて

 

支払い総額を減らしたい、
月々の返済額を減らしたい、
今後の金利の変動リスクを減らしたい
といった借り換えの、
目的にあわせてローンを選ぶというのがます第一段階です。

そして、借入主の年齢、子どもの有無、子どもがいる場合は子どもの年齢、住宅ローンの返済年数、借入残高・・・などを含めて完済するまでのライフプランを考えて判断するのがよいと思います。

Q1・・・金利が下がっているので借り換えをして、月々の支払い額はそのままで借入年数を減らしたい、現時点でもっとも金利の低い変動金利ローンへの借り換えを検討中、家庭環境は夫婦30代で幼児がいる、というケースで考えてみましょう。この場合、約10年後には教育費の支出が増えることが予想されます。

では、借入総額が1000万円で、もっとも教育費の支出が増える子どもが義務教育を終えるころに返済が完了する見通しがたっている場合はどうでしょうか。

教育費の支出が増えるが住宅ローンの返済がなくなるので家計の負担は軽くなるというメリットが期待できます。ただし、この間に金利が上昇すれば月々の返済額の負担が増える可能性があるというデメリットもあります。

Q2・・・借入総額が2000万円で子どもが成人するまでは住宅ローンを払い続けるという場合どうでしょうか。

返済完了時が早くなるので老後の資金作りをする期間がもてるというメリットが期待できます。ただし、教育費がもっともかかる時期に金利が上昇するとかなり家計が圧迫されるというデメリットもあります。

同じような借り換えでも借入額や返済期間によってメリット、デメリットによる家計への影響が違ってきます。住宅ローンの借り換えをしたことで生じるメリットのほうがデメリットよりも勝るようであれば、今後のライフプランに有益でしょう。

デメリットが勝る場合は、変動金利と固定金利の選択を見直すなど別の借り換えプランを検討してみると、当初の借り換え目的とは違うけれど今後のライフプランに大きなメリットがあるローンが見つかるかもしれません。

重要なのは目的だけではなく、ご家族のライフプランとあわせて検討することではないでしょうか?

奈良

投稿日:2009年05月11日

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