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禁煙サイクル
禁煙に失敗する人の多くは「よし、今日からやめよう」と、思い立ったようにタバコを断っている。
しかし、それではイライラがつのって、挫折するケースが多い。
まず、なぜタバコの本数を減らすのかを考え、それを書き出してみよう。
「美容のためになるから」でもいいし、
「貯金を殖やしたいから」でもいい。
大きな紙に書いて部屋やトイレに貼っておくといいだろう。
ただし、「タバコを減らす」というだけでは、なかなか長続きしないから気をつけたい。
たとえば「勉強しなさい!」と言われて、かえって勉強したくなくなったという経験は誰にでもあるだろう。
「落書きするな」と注意書きがある場所に限って落書きが絶えないのも、このような心理による。
禁止されていることに反発して、どうしてもしたくなってしまうわけである。
次に、どんなときにタバコを吸いたくなるのかを、自分でわかっておく。
寝覚めとともにタバコを吸いたくなる人。
食後には欠かせないという人。
それを書き出しておく!
自分のパターンがはっきりしたら、いつから計画を実行するのかを決めよう!
おすすめは、夏休みや正月休みなどのまとまった休暇。
会社にいるとストレスを感じて、ついタバコに手が伸びてしまいがちなもの。
そこで、会社から離れてリラックスできる休日を利用するわけだ。
家族や恋人と一緒にいれば、注意してもらうこともできるし、気もまぎれる。
成功するかどうかは、イライラしたときにうまく対応できるかどうかにかかっている。
ここで、喫煙パターンが役に立ってくる。
イライラしそうになる前に、一人で静かに音楽を聴いたり、軽い散歩をするのもおすすめである。
強いイライラは、おそらく一週間がヤマだ。
その間は、焼肉や中華などの脂っこい料理は避けたほうがいい。
とくにお酒はタバコとの相性がいいので、お酒が入ると、ふだんは少ししかタバコを吸わない人でも、急にヘビースモーカーになることがある。
また、「タバコが少なくなってイライラするから、お酒でまぎらわそうかな」というようになるのも困るわけである。
寝覚めや食後にタバコがどうしても吸いたくなったら、水を飲んだり、ノンシュガーのガムやあめ玉を口に含むといい。
出典:「プチ依存」と上手にくらす本
著作:保坂隆
以上
禁煙を考えている皆様へ
ほどほどにがんばって\(^-^)/
投稿日:2011年02月11日