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『断熱・遮熱』の違い
遮熱・断熱について
温度の高い物体と温度が低い物体が接していると高い方から低い方へ熱エネルギーが移動していきます。
最終的には同じ温度になろうとします。この最終的に同じ温度になろうとするのを阻止する。 または遅らせるのが断熱です。
例えば、鍋つかみを使えば、火に掛けた鍋も熱くありません。
しかし、掴み続けていると、熱は段々と伝わってきて、持っていられなくなります。
このように、断熱は「熱が伝わるのを遅らせる」技術です。
また「伝わるのを遅らせている」ということは「自身に熱を溜め込んでいる」ということです。
遮熱は、接していなくても、熱を電波に乗せて移動させるのを遮ることです。
冬に日向にいると、温かいのは、空気が暖かいからではなくて太陽光の赤外線が熱を帯びた電波だからです。
また、夏場の車のフロントガラスに立てかける銀色のサンシェードは、赤外線エネルギーが熱に変わる前に反射します。これは遮熱の原理を用います。 反射することにより、溜め込む熱は微小なんです!
投稿日:2013年08月19日