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住宅の省エネルギー基準について
住宅の省エネルギー基準について
1)住宅の一次エネルギー消費量基準の考え方
評価対象となる住宅において、(1)共通条件の下、(2)設計仕様(設計した省エネ手法を加味)で算定した値(設計一次エネルギー消費量)を、(3)基準仕様で算定した値(基準一次エネルギー消費量)で除した値が1以下となることを基本ととなります。
2)外皮が満たすべき熱性能に関する基準
(1)外皮平均熱貫流率(UA値)
床面積当たりの熱損失係数(Q値)による基準から、外皮面積当たりの熱損失量を示す外皮平均熱貫流率(UA値)による基準が採用されています。
(2)冷房期の平均日射熱取得率(ηA(イータエー)値)
入射する日射量に対する室内に侵入する日射量の割合を外皮全体で平均した値です。
平均日射熱取得率は冷房期についてのみ外皮性能に関する基準として定められていますが、日射熱取得利用による暖房エネルギー削減のための重要な指標であるため、一次エネルギー消費量算定の際は、暖房期についても求めることが必要となります。
投稿日:2013年01月13日