～「透明」なガラスフィルムで90％以上の赤外線カットによる遮熱性能を実現～

住友スリーエムは、板ガラスとほぼ同等の透明性と90％以上の赤外線カットによる遮熱性能を実現し、エアコンの消費電力削減効果、地震時などの飛散防止効果を併せ持つ画期的な窓用透明断熱フィルム、３Ｍ?スコッチティント?ガラスフィルムマルチレイヤー“ナノ”80Sを5月1日より販売開始します。

改正省エネ法がこの4月より施行され、企業ではエネルギー消費量の増加が著しい店舗やオフィスなどでの対応が急務となっていますが、エネルギーの大半を占める照明や空調設備の省エネ化には多額の設備投資が伴います。
オフィスや病院での温度管理による対応も必要となるため、特に大きな開口部が求められるショールーム、
デパートなどのショーウィンドウやコンビニの店舗などで比較的容易な工事で省エネを実現する選択肢として、これまでにない透明なフィルムを開発しました。

設計施工価格は１平米あたり16,000円 とのことです。

特長
３Ｍ™スコッチティント™ガラスフィルム　マルチレイヤー“ナノ”８０Ｓは、高い可視光線透過率と遮熱性能効果を持った窓ガラス用フィルムです。
200層を超える薄膜積層によって構成された約0.05ミリ厚のポリエステルフィルムは、金属膜を使用せずに赤外線を選択的に反射します。
これは、層ごとの厚みの4倍の波長が選択的に反射されるという原理をもとにして、各層が赤外線を選択的に反射するよう設計されているためです。
特に、ジリジリと感じる暑さの原因である近赤外線を中心に暑さの原因となる赤外線を90％以上遮ります。
フィルムはほぼ無色で、可視光線透過率がフロート板ガラスとほぼ同等の82％で商品がより自然に外部から見えます。
さらに、赤外線反射に金属膜を使用していないことから、室内で使用する電子機器類の電波環境に悪影響を及ぼしません。
また、飛散防止機能はJIS規格の基準（A法、B法）を満足しており、衝突や地震などによりガラスが割れた際のガラス片の飛散を抑制します。
フィルム表面には耐摩耗性ハードコート層を、裏面には耐候性のあるアクリル系粘着剤を塗布してあり、紫外線を99％以上カットするため商品や店装の褪色を防止します。