最近、お野菜の話題が多いですね。
それで、思い出したこと。

何年か前に、実家の父がブロッコリーを作って送ってくれた時のこと、
あんまり農薬を使わないので、例によって、青虫くんがいっぱい。

それを見た当時小学生の息子が、
「何か、気持ち悪い・・・」
虫だけでなく、そのブロッコリーも気持ち悪いって言ってるみたい。

そこで
「どこが気持ち悪いん？
この子ら、生まれた瞬間から、ジーちゃんが育てたブロッコリーしか食べてないんだよ。
全然、気持ち悪くないじゃん！」と言い放ってみました。私の本心とは、ちょこっと、ずれてますが（笑）。

その流れで、大小様々なその青虫くんたちを飼うことに。
最初は「なんてこと始めちゃったのか・・・」
と思いましたが、やっぱり飼ってみちゃうと
何となく可愛く？？？思えてしまうもので、
息子も、青虫がさなぎになり、羽化するのを楽しみに待つようになりました。

それでです。
虫なんてキャベツでもくれとけば、みんなチョウチョになるもんだ、と思ってたら
そうでもないんです。
ある子は、さなぎになれず、ある子はさなぎになっても羽化できず。
ある子は、「あー羽化したな～」と思ったら、いつまでも飛び立てず。
羽が奇形？だったのかちゃんと広がらなくて。
しばらく、羽が乾くのを待っているみたいでしたが、
そのうちに、ひっくり返って、亡くなってました。
もちろん、何匹かは、立派にチョウチョになって、飛んで行きました。

生きるのって大変。大人になるのって大変。
人間も、虫も、みんなそう。

息子をブロッコリー嫌いにしないように、始めたことでしたが、
私自身がいろんなことを考えさせられた一件でした。

赤井