ブログ

年末大掃除・・・ 失敗しない汚れ落としの手順

 

素材・材質のいろいろ
失敗しない汚れ落としの手順

まず、失敗しない汚れ落としの手順とは?

ほこり・すす除去→中性洗剤→アルカリ性洗剤(または酸性)→水拭き→乾拭きの順番で行ってください。
なお、すすぎは単純なことのように思えますが、これが意外にも大変重要な工程なのです。
このすすぎを怠ると、のちのちに「変色・ちぢみ・劣化」などの現象が起きてしまいます

お家の代表的な素材の性質と対策

● 木質系素材(フローリングなど)吸水性があり、洗剤が残ると、変色や脆化(ぜいか=もろくなること)が起こります。白木にはアルカリ性の薬品、熱湯はもちろん、水拭きもあまり行わないほうがよいでしょう。乾拭きか薄めた中性洗剤で拭き上げます

● プラスチック強酸性・強アルカリ性に弱く、シンナーやベンジンなどの溶剤を使用すると溶ける場合があります。傷が付きやすいのでクレンザー、金たわしなどの使用は避けましょう

● FRP(強化プラスチック)ユニットバスのバスタブなどに使用されることが多く、最近特に普及し始めました。案外と傷がつきやすいので、中性洗剤とスポンジでの汚れ落としが基本です

● ABS樹脂トイレの便座などに使用されることの多い硬さが自慢のプラスチック。耐酸性・耐アルカリ性は高いのですが、シンナーやベンジンなどの溶剤で溶けてしまうので注意が必要です

● 石材系素材天然石材の代表格、御影石や大理石は水に弱く、特に酸性の薬剤に弱いので要注意。大理石は高級ですが、表面が柔らかく傷つきやすいもの。御影石は硬くて耐久性もあるので一般向きといえます。トイレ便器などの「衛生陶器」はツヤがあって美しい分、あまりこすりすぎるとキズがついてしまい、完全には修復できないので注意です

● ステンレスサビ(ステン)が無い(レス)という名つけですが、サビがつくことも多々あります。金属のものを塗れたまま置いておくと「もらいサビ」という現象が起こります。また、こする際には、木目と同様に「目」に沿って軽くこするお手入れが原則です

● ホーロー鉄やアルミなどの金属を下地に、ガラス質のうわぐすりを高温で焼きつけたもの。鉄はガラスによってサビが防げ、ガラスは鉄によって強さを与えられることにより、耐久性があり錆びづらい、保温性が高く耐熱性が高いのが特徴です。

● ガラス薬剤に強いと思われがちですが、洗剤分の浸食により虹焼け(うすぼやけの現象)が発生することが多々あります。そうならないために薬剤を十分に拭き取り、水拭き&乾拭きすることが大切です

投稿日:2010年12月17日

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

友だち追加
モデルハウス見学予約